新型コロナウイルスの感染により、44歳の男性がフィリピンで死亡したと世界保健機関 (WHO) が2日発表しました。
亡くなられた患者は、感染の震源地である中国湖北省武漢市の住民で旅先のフィリンピンで死亡したという。
新型コロナウイルス感染による中国国外での死亡者は初めてです。
死亡した男性と共に訪れていた女性の容態は?
死亡した男性と共にフィリピンを訪れていた38歳の中国人の女性も、先月30日に新型のコロナウイルスの感染が確認されていますが、容体は安定しているそうです。
今回の事態に対するフィリピン政府の対応は?
今回の事態を受け、フィリピンの大統領府は2日、香港、マカオを含む中国から訪れる人について、フィリピン国民と永住権を持つ人以外の入国を禁止する措置を発表しました。
また、フィリピン入国管理局は1月28日、中国人に対してフィリピンの空港到着時の到着ビザの発給を一時的に停止。
武漢市からフィリピンの観光リゾートを訪問するためにフィリピンに到着した中国人約600人についても、フィリピン政府は国内感染を防止するため、中国へ強制帰国させました。

まとめ
とうとう中国国外でも新型コロナウイルスにより死亡者が出てしまいました。
最初にこのニュースを見たときは、フィリピン人の方が亡くなられたと勘違いしましたが、場所がフィリピンなだけで中国人のようですね。
それにしても、抵抗力の低い老人ではなく、44歳の男性が亡くなったというのが衝撃的です。
有効な治療法が確立されるまで油断はできません。